私の父はもう20年も前に他界しています。
父は私の花嫁姿も妹の花嫁姿も3人の孫の顔も誰1人見ていません。
見せてあげたかったなあと思うと未だに一人泣けてきたりします。
喜んだだろうな…。
死んじゃったのだから、叶わないのは分かっているけれど。
悲しいです。
私は父が大好きでした。
父は優しい人でした。
勤勉で考え方が明るくて、
さすが11人兄弟の下から2番目!人懐っこい甘えん坊でした。
私や妹の友達ともすぐ仲良くなっていました。
私は父に怒られた、というか怒鳴られたような記憶はありません。
でも唯一、父が私と妹にずっと言っていたことがあります。
「女の子はいつもニコニコしていなさい』
これは私を幸せに導いてくれる魔法の言葉でした。
この教えは時に私を守り強くしてくれました。
そして間違いなくどんどん幸せを呼ぶ教えでした。
父方の祖母は、11人もの子供を産み育て、商売をする祖父を手伝っていました。
明治生まれのおばあちゃん。
その人生たるいかに…想像できません。
戦争も体験しているし。
でもどう考えても大変だっただろうと思います。
11人の子供の中には母親である祖母より先に亡くなった子供もいました。
耐えられないような事も耐えてきたのかも知れません。
何かが培われた祖母の人生。
祖母はきっといつも笑顔だったのでしょう。
ニコニコした祖母。
そこに何か父の琴線に触れるものがあったのでしょうか。
そこに見出した幸せを、
女性として一人の人として愛され幸せに生きた祖母を感じ、
父は愛する娘に伝えようとしていたのでしょうか。
分かりませんが、同じ血が私にも流れているのは確かです。
お父さん
ありがとう
その通りです
「女の子はいつもニコニコしていなさい」
今 私は
そう在るように
そう成るように
生きています。
幸せの生き方を本当は私は幼い頃から近くで教えてもらっていたのですね。
まるでずっと側に居る幸せの青い鳥のように。
時々
思い出します。
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父と石山寺にて。母が撮ってくれた1枚。
#父#私の大切にしていること#幸せ#父の愛
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2コメント
2018.09.01 01:43
2018.09.01 00:57